究極のエコカーは燃料電池車か、ディーゼル車か
自分の車は旧型トヨタプリウス、この2月で購入してから6年になる。安井至国連大学副学長長のLCAによる評価では、プリウスはガソリン車の比べて製造時のCO2排出量が多いため、走行距離7万キロ以上にならないと環境負荷が小さくならないとのこと。
自分の車はもう11万キロ走っているので元は取れているようだ。
しかし、自分がプリウスを買った理由はこれだけではない。直接の理由は、いきつけの車屋さんがデューゼル車をしつこく売りつけようとしたからである。 当時、ディーゼル車は維持費の面で優れていて経済的といわれていた。しかし、自分は環境問題に関心を持っていてディーゼル車の排ガスの有毒性を知っていたし、このような問題を何もいわないでディーゼル車を宣伝してくることに許せない気持ちを抱いた。その反発からプリウスを買ったという面もある。今、思うと子どもぢみたことをしたものだと思う。
ところで、日経ビジネス12月6日号を見ると、環境経営として、各メーカーが低燃費ディューゼル車の開発に力を入れだしたことが報じられている。
ハイブリッド車の次は燃料電池車かと思っていたらデューゼル車になるようだ。最近コモンレールシステムという高圧噴射と電子制御の技術が確立されて、ディーゼル車の問題となっていた粒子状物質や有害物質を低減できるメドがついたらしい。
車の総合効率は、石油を採掘して燃料にするまでの「燃料効率」と、走行時のエネルギー効率である「車両効率」を掛けたもので現されるが、デューゼル車はCO2排出量が少ない上、車両効率がずば抜けて良く、総合効率でも燃料電池車を凌ぐ可能性が出ているらしい。
車の技術の進歩は早いですね。
この問題に感心のある人は、自分の業務ホームページのデータベースNo.3-13を見てください。
なお、このテーマについては、ダイヤモンド社よりこんな本も発売されています。
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