« 環境側面-原材料及び天然資源の抽出と配送について | トップページ | 進む温暖化 »

2004.11.10

効果的な内部監査を行うには

 ここ半年位の間にセミナー先や訪問先などで、ISOで内部監査をやっているが、形骸化して本当に役に立っているのか疑問に思う。何かよい方法はありませんかという相談を数件受けました。
 私が考えるには、役に立たないのでは?という原因には2つのケースがあると思います。

 1つ目は、内部監査員教育が不十分で監査員に監査スキルアップが伴っていない場合です。
このケースは、外部の内部監査員コースでの訓練を受けて、すぐ内部監査をやった場合や、内部監査員に十分な時間をとらなかった場合で、小規模事業所に多いようです。
内部監査員には、理論と監査経験の両方のトレーニングが必要とですが、多くの会社から受講者を集めて行う内部監査員養成コースではスケジュールの制約上、監査経験という点が欠落しています。
 そこで私がコンサルティングを行った会社では、できる限り、理論を教えた後に、自社のマネジメント文書を用いた監査実習を行って、私が、その場に立ち会ってフィードバックをするようなトレーニングを行ってきました。
ところが、この方法では時間がかかる。最低でも3日間のトレーニング期間を必要とします。このため、小企業では、この時間が取れないで1日くらいの監査員訓練ですましてしなうように見受けられます。

 2つ目は、内部監査員に対する要求レベルが一寸高い場合、中堅企業に多いようです。
現在行っている内部監査では規格への適合(適合性)についてのみで、組織の目的に対して役立つという観点(有効性や効率性)の指摘ができていないという問題です。
もともと、ISOのマネジメントシステム監査は、適合性を監査することを要求しており認証機関の審査員は規格への適合性のみで、効率性などは全く審査しません。また、すると問題が発生するのでしないようにしています。
 有効性や効率性を監査するためには、該当業務や改善手法の知識とプロセス監査のスキルが必要です。 アメリカでは、プロセス監査を専門にやっているコンサル機関もあり、私も一昨年、そのコンサル機関の研修を受けました。

 これらの解決方法ですが、前者についてはeラーニングにより、時間的な制約を解決するという方法があります。即ち、理論の部分は数ヶ月かけて、好きな時間、好きな場所でeラーニングにより勉強してもらう。監査実習の指導のみ、その会社で実施するという方法です。
後者については、監査員にプロセス監査のスキルを身につけてもらうことです。
詳しくは、私の業務ホームページ「内部監査員養成研修」に紹介させていただいています。

|

« 環境側面-原材料及び天然資源の抽出と配送について | トップページ | 進む温暖化 »

j ISO裏話:よい審査(監査)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 効果的な内部監査を行うには:

« 環境側面-原材料及び天然資源の抽出と配送について | トップページ | 進む温暖化 »