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2004.07.17

Webサービス技術の動向

  7月16日石川県産業大学講座「Webサービスの現状と今後の動向」を受講しました。
参加者はソフトウエア開発に従事している人が中心で、私は、Webサービスという言葉は聞いたことがあるが、何かということも良くわからない状態で参加したので、門外漢のような気もしました。
しかし、どんなものかという概要は、理解できました。
要するに、あちらこちらに分散されたソフトウエアをWeb上で、検索し自分のサイト上にあるかのように動かす技術だそうで、アメリカの調査では、市場規模は2010年には3兆円になると予測されています。
専門的になりますが、ここで使われる言葉は、検索エンジンがUDDI、情報をやり取りするメッセージがSORP、仕様書がWSDLで、HTMLに相当するこれらを記述する言語がXMLです(下図)。
この技術そのものは、現在開発中で試行錯誤を繰り返している段階、来年 マイクロソフトがVisualStudio.NET2005をリリースする予定で、その時点でかなりのことが確定するであろうとのことでした。
どんなことができるかというと、これは会場の石川県の観光ホームページを製作している人からの質問でしたが・・・観光ホームページ上で、エリアを指定して、ごんなグルメがあるかをクリックすると、グルメのサイトのソフトの接続し、内容が検索される、また、宿泊を検索するとその地域の観光サイトのソフトに接続し、宿泊先が検索されるといった使い方のなる。ただし、これはグルメのサイトや、観光のサイトがソフトを公開することを許諾した場合です。許諾しなければやりたくてもできません。
 企業が活用する場合はイントラネットベースから始めて段階的に拡大する。例えばMRPや在庫管理から始めるのがよいのではないかと話しておられました。
 進歩が早いですね、もう数年するとXMLがHTMLと同様に一般用語として使われるようになるんでしょうか?
 webservies.jpg

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2004.07.04

ISO14001規格の改正内容について

 環境マネジメントシステム規格ISO14001,14004は1996年に制定されたが、今年末、8年振りに改定される見込みです。
現在DIS(改正規格の草案)が公表されており、主な改正点は、次の2点です。
(1)意味の誤解が生じやすいテキスト(文章)の修正
(2)ISO9001品質マネジメントシステムとの両立性の確保

(1)の問題ですが、環境問題に取り組む人は、まじめな人ばかりであると思われますが、これが商売に絡んでくる人が変わってしまい内容よりも、とにかくISO14001認証の看板がほしいという人が現れてくるようである。
ISO規格の原文は英語であるが、これを各国の言葉に翻訳したときに微妙な食い違いがでてくる。そこをついて規格を悪用し、一部のシステムがさも全体で活動しているように見せかける組織が出てくる。
これは、世界的におきていたようで、今回、英文の文書の表現をどのように翻訳しても、意味が変わらないように書き換えられた。
認証機関を含めて、作為的あるいは無意識に関わらず、規格を自分達の都合のよいように解釈し認証を取得していた組織は、今回の改訂で大幅な修正作業が必要になるだろう。
詳細は、自分のホームページ「ISO14001規格の改正動向と組織への影響」に連載シリーズで掲載してありますので、興味のある方は見てください。

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