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2004.06.25

ISO9000とISO14000の規格構造の基本的な違い

 今日「ISO9001規格の理解」と「ISO14001規格の理解」の両方のeラーニングコンテンツを造り終え、ホームページにアップロードした。
これらの研修は、何べんも行っているのだが、改めてスライドムービーにして、声を吹き込むとなると、NGが度々発生して、なかなかやっかいである。 通常の研修では、こんなことは気にしなくてよい。アナウンサーの方々の苦労も少しは解かったような気がしてきた。
 また、この過程を通して、ISO9001とISO14001の規格のシステム構造の違いがハッキリ見えてきたことが、自分としての収穫であったように思う。
ISO9000はマネジメントの質の改善と、製品・サービスの質の改善の2重構造になっている。また、ISO9001は顧客の満足、ISO9004は顧客を含む利害関係者の満足を追求しており、ISO9001の認証と、システムへのISO9004の適用の間に微妙な食い違いが発生している。
一方、ISO14000の方ではISO14001、ISO14004の両方とも、最終的な目標は組織に関わる環境影響の継続的改善であり、ISO14004をしっかりやって行くことが、ISO14001の認証に直結している。
ところが、先にISO9001の認証を取得してから、ISO14001に入る組織の方は、ISO14000も取り組み方はISO9000と同様だろうと勘違いして、ISO14004を余り重視されていないように感じる。
 今回開設したコースでは、ISO9001,14001の理解だけでなく、ISO9004,ISO14004を関連付けて説明を加えたつもりです。アナウンサーではないので発声は下手ですが、内容を是非見ていただきたいと思っています。
 eラーニングのページ⇒ 「ISO9001規格の理解」 「ISO14001規格の理解」

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